看護師として新たな道を望み、現在の職場を離れることを決めたら、その旨を上司や同僚に伝える必要性が出てきます。
円満に退職するためには、ここの伝え方に気を付けるのが重要です。
退職するとはいえ、しばしの間お世話になった場所です。
職場や報告相手を尊重し、信頼を失わないよう敬意を払うのが第一となります。
そこで考えておくべきなのが、退職の意思を伝えるタイミングです。
看護師の場合、人手不足の現場も少なくないため、退職の意思を伝えるのはできるだけ早い段階で行うのが望ましいです。
なるべくすぐに上司や人事部などに相談しておけば、引き継ぎ等を含む適切な手続きをスムーズに進められます。
事情によっては難しいかもしれませんが、可能な限り忙しい時期はなるべく避け、辞めるのが最善といえます。
そして伝え方の部分では、率直かつ丁寧に言うことが大切です。
自分の気持ちや理由をわかりやすく説明し、相手に納得してもらう形になるのが理想です。
たとえ、現在の職場での不満や問題があったとしても、感情的にならず冷静に伝えるよう心がけましょう。
加えて、曖昧な表現になってしまうと引き止めに合うケースもあるため、そうならない理由を考えておくのがベストです。
その後は、退職後の手続きや引継ぎの対応をきちんとこなすことが大事です。
引継ぎ資料の作成や後任へのレクチャーをきちんと済ませ、自分がいなくなっても職場の業務が進むよう配慮しましょう。
それは、社会人として最低限の礼儀でもあります。
こうした退職時の対応は、職場のためだけでなく、自分が次のステップに気持ちよく進むという意味でもプラスになります。